税理士試験
税理士試験は科目合格制度となっています。科目合格制度とはすべての試験で合格ラインに達しなければ合格しない司法試験などとは違い、一科目でも合格ラインに達していればその科目は合格になります。そしてその科目の合格はずっと有効のままなのです。
毎年一科目ずつ受験して合格していくことも可能ですので堅実に合格を積み重ねていけば必ず税理士の資格が取れるということです。
自分のペースで勉強をしていくことができるので社会人や主婦の方も挑戦しやすいかもしれません。
科目は11科目でその中から5科目合格すれば資格を取ることができます。一年に一科目合格を目指すならば集中的にその科目を勉強をすることもできますね。
ただ、必ず取らなければいけない必須科目もあるのでその科目の勉強だけは怠らないようにしましょう。
税理士の合格率
税理士になるためには国家試験を受験し、合格をしないといけません。ところで税理士の合格率はどの程度なのでしょうか?
細かな合格率は年ごとによって変動します。しかし一般的に見て、2%前後といわれています。
ただし税理士の試験は複数の科目から構成されていて、5科目に合格をしないといけません。また一度にすべての科目に合格する必要もないので、いろいろな条件を加味すると2%程度の合格率になります。
一つ一つの科目でチェックしていくとそれぞれの合格率は15%~20%のあたりを推移していることが多いです。ですからそれぞれの科目についてもそれなりに難易度は高いということができます。
きちんと試験対策をして十分に余裕を持って税理士試験を受けましょう。
長い年月をかけてやっと税理士試験に合格してもすぐに税理士の看板を掲げることはできません。二年間の実務経験が必要なのです。そののちに税理士名簿に名前を載せてやっと税理士として名のることができます。